初めは忘れるなんてできなかった。 でも僕には涼子ちゃんっていう大事な存在がいる。 僕が初めて一目惚れした女の子。 大事な大事な女の子。 恥ずかしがり屋さんで、真っ赤な林檎。 僕だけの涼子ちゃん。 「涼子ちゃんの声が聞きたいな」 よしっ! こういうときは行動に移すべし! 僕は携帯を取り出し涼子ちゃんに電話をすることにした。