「へっへ~図星~?」

「うっせぇ」

「可哀想なお兄ちゃん」


ポンポンと俺の肩を叩き自分の部屋へ行った愛。





俺って可哀想?

好きな奴にはきもいと言われ、お腹が空いたという理由で家に入られ。



どんまい、自分。



『日向~、これ、くるみちゃんの家に持って行ってきてちょうだい』

今度は、ばばぁか。



「はいはい」

って、なんだ、この半端じゃない量のみかん。