「日向がうらやましいよ」

純は急にシュンとなりだした。



「あんな可愛い幼なじみがいてさ。俺にも分けてくれよ」

「半分に?」

「半分でも嬉しい」

「無理だ、バカ野郎」



なんでくるみを半分にしなきゃいけねぇんだよ。



ロボットじゃねぇんだぞ。

くるみは立派な人間だ。