でも。 二人とも、私のこと心配してくれてるのがわかる。 楓は、いつも私に手作りのお菓子をくれる。 私が元気になるようにって。 翠は、私の気持ちが安定するまで姿は見せないらしい。 その理由はイマイチで。 日向は……なんなんだろうね。 いつの間にか日向の存在は私の中で大きくなっていた。 翠も、楓も、日向も。 三人とも私の大切な宝物。 かけがえのない、宝物。