キャーッと女の子と男の子の歓声?を浴びながら教室を出る。 結局、日向にくるみちゃんを任せた。 ほんとは僕が行きたかった。 ううん、行けなかった。 傷ついたくるみちゃんを癒せるのは……日向しかいない。 そう思ったんだ。 くるみちゃんは瞳の奥にはいつでも日向がいる。 同じように、日向の瞳の奥にもくるみちゃんがいる。 僕の出番は……くるみちゃんに料理を教えるぐらい。 情けないなぁ、僕。