その羽根の裏に描かれているのは左から、
【松に鶴】
【桜に幕】
【芒に月】
【柳に小野道風】
それを見て雷堂が言った。
「あれ?
【桐に鳳凰】が足りないぞ。
あれだと雨四光だ」
それを聞いたハギは、
「まぁ見てな。
ボタン!
発射可能までどれぐらいだ?」
「ゴコウエナジー充填完了まで残り12秒よ!」
「よし、サイバリオー!
トリガーを預けるぜ!
ゴゴウバスターの後ろに立て」
「お、おう…」
ハギに言われるままに、カムドをゴゴウバスターの後ろに立たせる雷堂。
そこにはちょうど、サイバリオーのサイズに合わせた、戦闘機の操縦桿のようなグリップがあった。
それを両手で握り、正面のバェルゼブブを見据えるサイバリオー。
「エネルギー臨界まで、あと…
5、4、3、2、1…
臨界突破!!」
その瞬間、サイバリオーの前面をガードするように、左右の蝶の羽根から五光最後の札が半分ずつ展開する!
桐
桜 芒
松 柳
「ゴゴウバスター…
ファイナル・シューッ!!」


