3人がゴーレムを見た瞬間、


ピュイィィイイン!


「あ………
げ!?
ど、どうなってるんだ!?」

一瞬の頭痛に目が眩み、ふと気付くと3人はバリマシンのコックピットへと転送されていた。


雷堂がバリマシン甲に。

星羅がバリマシン乙に。

長船がバリマシン丙に。


「そうかぁ!
とうとうバリマシンに乗る気になったんだな?

よし!
行きなさい、若人達よ!」

白衣の男の勘違い発言に雷堂は、

「やる気なんか無ぇって!
ちょっと、降ろせよ!
こんなの操縦できねぇって!」


『念じなさい。
さすれば貴方に応えましょう』


「あ…
この声は、あの時の…」

最初の頭痛が起きた時に聞こえた、あの声…

雷堂はコックピットの中を見回したが、特にスピーカーのようなモノは見当たらない。

だが、


『行きなさい。
闘燃志瞳の戦士達よ!』


ギュイィィィイン!!


3機のバリマシンが一斉に上昇を始める。

そして。


ブギュヤヴャワィイン!


アフターバーナーが凄まじい轟音を立てて、バリマシンがゴーレム目掛けて突撃を開始した!!