(待てよ、サイバリオー!
あきらめるのは…
まだ早いぜ!!)


「!?
ライ!
レーダーに反応が!
マキーナじゃ無い!」

長船の言葉通り、それは確かにマキーナとは違う反応だった。

巨大な機影だが…
ここへ一直線に向かってくる!


ドドドドドドドドドッ!


土煙を巻き上げながら走って来た「それ」は、とうとう肉眼で確認できるほどにまで接近した…

「あれは…何だ!?
バカでかい…ブタ?」

「イノシシだよ、ボケ!」

何者かがカムドの通信機にアクセスしてきて、雷堂にツッコミを入れた。

「俺の名はハギ。
コイツは俺の相棒
【バシ・ボアー】。
行くぜ、モミジ、ボタン!」

「うん、あんちゃん!
行け、
【バシ・シャモア】!」

「あ〜ん、待ってよ!
モミジ姉ちゃん!
追い付いてよ、
【バシ・バタフライ】」

ハギの号令でバシ・ボアーの背後から飛び出して来たのは、巨大な鹿、そして蝶!


「合体、猪・鹿・蝶!!」


ジャキイィィン!!


まばゆい光を発しながら、動物メカが合体…

人型の姿となった!


「バシゴコウ…
レディィッ・ゴォウッ!!」


《つづく…》