一方、こちらはバリベース。

中では雷堂と服部教授が、パソコンの前で会話をしていた。


「合体ナビゲーター?」

「うむ。
カムド・ビェル・ゼタンの合体モーションを記録・分析した結果、まだ改良の余地があるようなのだ。

…というより、半ば行き当たりバッタリだったからな。

そこで合体・分離を迅速かつ効率的に行い、それぞれの形態の能力を活かした戦闘スタイルに切り換えることを目的としたしたプログラム…

それがこの合体ナビゲーター!

その名も『合体くん』!」


「帰る。
俺達が命を張って戦ってるのに、そんなふざけた名前を付けた奴が作ったナビゲーターなんかを使う気になるか!」

「私が作った『合体くん』…
お気に召しませんでしたか…?
す、すみませんでした!」

雷堂達が居る部屋の入口…
と言っても、バリベース内には1つしか部屋が無いので、バリベースの入口なのだが。

いつの間にか、そこに立っていたのは可憐な少女だった。