【メカニック解説 VOL.04】


[サイバリオー・ゼタン]

:3機のバリマシンが合体したサイバリオーの第3番目の形態。

全高:16m
重量:120t

メインパイロットは備前長船。


腕以外の全身をバリマシン・丙、右掌を乙、左掌を甲が構成。

闘士のような上半身、前後2対のローラーのみの下半身という、特異な形態。

右掌は丸みのある人間的な形状、左掌は刺々しい動物的な形状をしている。

そして身体と両掌は蛇腹ホース状のアームで連結されており、伸縮自在。


他の形態と違い、本体を1機のバリマシンが構成するため、身長は他形態に比べて極端に低い。

また、パワーに優れた形態ではあるが、従来のロボット作品のセオリーである[パワータイプ=重い]という法則は当て嵌まらない。


合体プロセスは、敵に特攻する丙の両脇を甲と乙が掠めるように逆方向から接近(その瞬間、アーム連結)、丙の後方に向かった甲と乙が丙を軸に円を描くように戻り、掌に変形しながら遠心力を利用して敵を挟み込む。

そしてアームを高速で巻き取り、丙がゼタンの身体に変形しながら敵に頭突きを食らわせる…までが合体プロセス。


携帯武装は無し。

攻防一体の武器[ファンヒッター]は、団扇(うちわ)とハエタタキの2つの形態があり、突風を巻き起こしたり飛ぶ敵を叩き落としたりできる。


ゼタン専用のサイバリック・アーム[サイバリック・フォージ]は筆とライターを合わせたような武器。

それ自体に攻撃力は無く、書いた字の性質を相手に植え付けるという特殊な攻撃をする。

ライターでいう発火ダイヤルが拳銃のリボルバーのようになっており、6発の[弾]が装填されている。

ライターを着けるような動作をすると、筆が赤く染まって字を書くことができる。

1文字書くのに一発消費、2文字目を書くにはダイヤルを再度回す必要がある。

1文字書き、その文字の行動結果が終了した時点で薬莢が排出される。


なお余談だが、フォージとは[筆記具]のこと。

Wizardry6に登場する禁断の魔筆[コズミック・フォージ]が元ネタ。