「ァハァ…ハァ、ハァ…
終わった…の?」
『…お前が言うと、何かエッチな感じだな。
サイバリック・アームの威力は前回、俺が身を持って感じたから大丈夫だ。
さ〜て、帰るか』
星羅の不安な気持ちは、呑気な雷堂の言葉で吹っ飛んだ。
「何がエッチな感じよ!
そういう偏見で女性を見るの、やめてよね!」
『じゃあ、いかにも[見てちょうだい]な服装を着るのも止めたらどうだ?
こっちだって目のヤリ場に困るんだよ!』
「あれ〜?
雷堂クン、私に惚れちゃったとか?
そりゃそうよね。
こんなにプリティでセクシーなレディーが近くに居るんだから、惚れちゃうのも無理ないわ』
『お前…
一度、脳を診てもらえ』
徐々に団結しているように思えたサイバリオー・チームだったが、それが完全なモノになるには…
『ふぅ、まだまだ時間が掛かりそうだね…』
長船の言葉通りだ。
《つづく》