【メカニック解説 VOL.02】


[サイバリオー・カムド]

:3機のバリマシンが合体した人型ロボット。

全高:36m
重量:120t

メインパイロットは不破雷堂。


左上半身をバリマシン・乙、右上半身をバリマシン・丙、頭部と下半身をバリマシン・甲が、それぞれ構成している。


合体プロセスは非常に危険で、乙と丙が真っ向から衝突した後、その接合部に甲が突入する…という無茶なもの。

そのプロセスのため広域の空間が必要とされるので、カムドの合体は超高空で行われる。

ちなみにカムドは飛行不可能のため、合体後は落下する。

ゴーレム戦で見せたような[合体後の落下を利用して、敵の頭上からキックをブチ込む]までの行動が効率的で先制攻撃にも繋がるので、[キックが当たる]までが合体プロセスと考えた方が良いだろう。


携帯武装は一切無し。

[盾]となる超巨大アイロン[ヒート・プレッシャー]と、[剣]となる超巨大箸(箸袋含む)[サイバリック・チョッパー]が武器で、必要に応じてカムドの元に転送されて来る。


ヒート・プレッシャーは攻防に使える武器で、表面を過熱して相手に突撃したり、スチーム状の気体を噴射して[相手の周囲の空気を固定]することができる。


サイバリック・チョッパーは、[サイバリック・アーム(武装)]と呼ばれる[操縦者の怒り]に反応して召喚される特別な武器。

箸と箸袋の形をしており、箸袋に収納された状態、箸を抜いた状態、更に箸を割った2本の状態…と、全ての形態で武器として機能する。

箸と箸袋は、普段は鎖で封印されている。

2本の箸には[天衡星(てんこうせい)][地擦星(ちさつせい)]と、それぞれ銘が入っている。


余談だが、漢字が違うが[テンコウセイ]と[チサツセイ]とは中国に伝わる凶星で、36のテンコウセイと72のチサツセイの合わせて108ある。

[水滸伝]の頭領に付けられた星の名前でもある。