地上では、既に巨大化したゴーレムの破壊活動が始まっていた。
合体した機体が落下してくるのは、ちょうどゴーレムの真上だ!
『ほら!
足はアンタの担当よ!』
『あ、なるほど。
逆に自由落下を利用して、キックをブチかますのか!』
今度は長船。
どうやら合体後は自由に会話できるようだ。
「そ、それじゃ…
………それじゃっ、
行くぜぇええっ!!」
鋭角の足が繰り出す超高空からの垂直落下キック!!
ズドバギャガグワッシャ!!
ドリルのような鋭い蹴りが、ゴーレムの頭の一つを木っ端微塵に粉砕した!
運が良かったのは、それがクッションとなって衝撃を和らげたことだった。
地上に降り立った戦士の姿…
左右の上半身、そして下半身。
どう見てもアンバランスな、巨大な…
ロボット!!
睨み付けてくるゴーレムに対し、雷堂は高らかに名乗りをあげる!
「サイバリオー・カムド…
見・参ッ!!!」