…極(きわみ)ノ境地…

全てを出し切った後の、その先にあるもの。


人は俗に、己の限界を自分で決めたがる性(さが)がある。

心に限界という線を引き、その先に踏み込むことに困惑、躊躇、あるいは恐怖する。


しかしその線の正体は、保身のための逃げ道。

線を越えるということは、自分との戦いに他ならない。


なら、どうすれば良い?

戸惑うな。
ためらうな。
恐れるな。


息を吸うように
息を吐くように
朝、出会った人に「おはよう」と言うように

それぐらい当たり前の感覚で

一歩。

ただ、
一歩を踏み出せばいい………