【メカニック解説 VOL.08】


[フーライボウ・レングス]

:2機のボウクルーザーが合体したロボットで、通常の左右合体ではなく上下に合体した姿。
レングスとは「縦」。

全高:28m
重量:118t
(ギガトン・クラッシュ発動時は+2000000000t)

パイロットは仁王門兄弟(阿行と吽行)。


フージンボウが上半身、ライジンボウが下半身を構成するが、人型の左右合体を撹乱戦に秀でているのに対して、捕獲戦という特殊な戦法を得意とするため機体も特殊な、ある種異様とも言える姿をしている。


両肩に糸巻き(リール)、両手はハンマー状のヤジロベーに似た上半身に、独楽をそのまま下半身にしたような姿。

スピードが退化した代わりにパワーは激増しており、リールから射出される捕獲ワイヤーロープ、左右のハンマー「トールハンマー」「バアルハンマー」を自在に使いこなす。


必殺技は、左右のハンマーを物理法則無視で加重し、相手を問答無用で木っ端微塵に粉砕する「ギガトン・クラッシュ」。

発動時はハンマー表面のデジタル枠に表示された漢数字(最初は一東)が猛スピードで加算されて行き、最終的に九九九九萬東(9999万トン)まで上昇、最後に「プラスワン」の掛け声でハンマー打撃面に「一萬」が浮かび上がり、文字通りギガトンのハンマーとなる。


特殊形態であるため通常戦闘には向かないが、アンリマット戦のように異表を突く戦法には効果があったりする。


なお「トールハンマー」は北欧神話に登場する雷神トールの持つ雷を起こす鉄槌の名前だが、「バアルハンマー」はトールハンマーとの語呂合わせでオリジナル(古代バビロニアの主神で嵐と豊饒の神「バアル」より)。