年上のイジワル彼氏




「お待たせしましたぁ~」


 恥ずかしさに卒倒しかけたら

 店員さんが来た。

 助かった・・・(?)


「ごゆっくりどうぞ~」


 にこって笑って帰っていく。

 ・・・ちょ、ちょっと

 その最上級のスマイル、

 隆くんに向けられてなかった?

 あたしの方、全然見てないよね?

 隆くんマークしてんの?

 ・・・だっ、ダメだよ!

 あたしの彼氏///なんだから。

 中学生には勝てるとか

 思わないで下さいよっ!

「・・・優香?」

 隆くんの声が聞こえるまで、

 店員さんの後姿を睨んでた
 
 みたいだ。