「彼は春川隆斗。17歳。 譲英館バスケ部所属。運動部だが、成績もいい。 中学では吹奏楽部に所属、ホルンを担当。 彼女は今のところいない。・・・とのことよ」 友香がサラリと読み上げる。 うわぁ・・・名字、同じだし。 バスケ部ってカッコイイし。 吹奏楽部でホルン吹いてたって、何気にイイカンジだし。 「しかも彼女いないしっ!!!」 あんなにカッコイイのに! じゃぁ、あたしでも彼女になれる可能性はあるってコトだよね。