そして少しすると、やはり返信がきた。
携帯のバイブと同時に、緑のランプが光った。

これが優君からのメールという合図。


"行くよ、雪ちゃんも行こうよ!"


そのメールの文で20分、いや30分は時計が動いた。

集合の時間が早かったが、物凄く行きたかった。

親に渋々了解を得て行けるようになり、


"行けます"

と送った。実際、行き方など考えていなかったが、成り行きでなんとか・・・と思っていた。