「弓香のチョコ、受け取らないで」
どうして成都がそんなことを言うのか分からない。
貰ったものを返すって、そんなこと、出来るわけがないだろ。
「――分かった。清治が返せないっていうんなら、俺が弓香に返してくる」
「おい、成……」
俺が止めるのも聞かず、成都は俺の鞄を開けて小さな箱を取り出す。
「待てよ!」
弓香の方に歩き出す成都の腕を引いて、思わず引き留めた。
二人が言い争うのは目に見えていたから。
ただ単に仲直りするっていう選択肢は無いのかよ!
「放して」
「駄目だ。少しは頭を冷やせ。それを返してどうするんだ」
「清治は、俺よりも弓香の味方するんだね」
伏し目がちに、成都が呟く。
どうして、そんなに悲しそうな顔をするんだ?
どうして成都がそんなことを言うのか分からない。
貰ったものを返すって、そんなこと、出来るわけがないだろ。
「――分かった。清治が返せないっていうんなら、俺が弓香に返してくる」
「おい、成……」
俺が止めるのも聞かず、成都は俺の鞄を開けて小さな箱を取り出す。
「待てよ!」
弓香の方に歩き出す成都の腕を引いて、思わず引き留めた。
二人が言い争うのは目に見えていたから。
ただ単に仲直りするっていう選択肢は無いのかよ!
「放して」
「駄目だ。少しは頭を冷やせ。それを返してどうするんだ」
「清治は、俺よりも弓香の味方するんだね」
伏し目がちに、成都が呟く。
どうして、そんなに悲しそうな顔をするんだ?


