「――分かった」
俺の放った却下の言葉が気に入らなかったんだろう。
立ち上がった成都は、ビシっと俺を指さした。
「お前が貰ったチョコは俺のモノ!」
「あー、はいはい」
俺は成都を軽くあしらって、空の弁当パックを持って立ち上がる。
俺より10センチ背の低い成都の頭を、小さい子供にやるみたいに撫で回した。
ふわふわの髪をくしゃっとさせたまま踵を返すと、背後から怒鳴られた。
「清治のバカ!」
バカはお前だ。
俺の、本当の気持ちを知ってるのか?
お前は美人で可愛くて。
可愛い女の子が好きで。
チョコレートが大好物で。
バレンタインにはお前の大好物を持った女子達がわんさかやってくる。
俺はそれを、お前の隣で見ていることしか出来ない。
ニコニコ。
ニコニコ。
きららかな笑みを女子達に向けて。
あの澄んだ声で会話をして。
――耐えられない!
アイツらに笑顔を振りまく成都を見るのも、成都に近付くアイツらを見るのも……!
俺の放った却下の言葉が気に入らなかったんだろう。
立ち上がった成都は、ビシっと俺を指さした。
「お前が貰ったチョコは俺のモノ!」
「あー、はいはい」
俺は成都を軽くあしらって、空の弁当パックを持って立ち上がる。
俺より10センチ背の低い成都の頭を、小さい子供にやるみたいに撫で回した。
ふわふわの髪をくしゃっとさせたまま踵を返すと、背後から怒鳴られた。
「清治のバカ!」
バカはお前だ。
俺の、本当の気持ちを知ってるのか?
お前は美人で可愛くて。
可愛い女の子が好きで。
チョコレートが大好物で。
バレンタインにはお前の大好物を持った女子達がわんさかやってくる。
俺はそれを、お前の隣で見ていることしか出来ない。
ニコニコ。
ニコニコ。
きららかな笑みを女子達に向けて。
あの澄んだ声で会話をして。
――耐えられない!
アイツらに笑顔を振りまく成都を見るのも、成都に近付くアイツらを見るのも……!


