「お母さん…あの日を覚えてますか?」
そう…小さいときに、まだお母さんが優しかったころ
よく歌を聞かせてた
「上手いわ!お母さん元気でる」
「本当?桜嬉しいー!!」
―――――………
「覚えてるわけないでしょ」
「歌を…小さいときに聞いてもらってました、あのときお母さんにほめてもらったことを覚えてます」
少しだけ…視線が変わった
思い出したのかな?
あのときの曲をお母さんに
歌ってみせた
泣きそうになったけど
最後まで…歌った
「上手ね…」
涙をぽろぽろ床に落として
体が崩れるように
しゃがみこむ
「思い出してくれた?」
「忘れてたわ…いつしか私は完璧を求めるようになった」
そんな原因は離婚だったらしい
みんなに同情の目を向けられ完璧になんでもこなせば
そんなことは思われないだろう
そんな思いで…私にも完璧を求めたらしい
なのに…再婚して私は失敗ばかり…
ごめんなさい…お母さん
「でも和解するつもりはないわ」
「どうして、ですか?」
「だって、貴方といると他の人が『失敗ばかりな子育てた母親』って思われるもの」
なんでそんなに…世間を気にするの
家族に戻りたいだけなのに…
歌もたくさん前みたいに歌うよ?
歌は失敗しないよ?
だからお母さん…優しいお母さんに戻って!!
「お母さん…失敗しないよ?だから前みたいなお母さんに…」
「もう出てきなさい!顔もみたくない」
お母さんにとって私って何?
「もう聞いてらんねえ」
修?
最後の切り札のように、待っていた戸をあけ、私たちのところに踏み入った
そう…小さいときに、まだお母さんが優しかったころ
よく歌を聞かせてた
「上手いわ!お母さん元気でる」
「本当?桜嬉しいー!!」
―――――………
「覚えてるわけないでしょ」
「歌を…小さいときに聞いてもらってました、あのときお母さんにほめてもらったことを覚えてます」
少しだけ…視線が変わった
思い出したのかな?
あのときの曲をお母さんに
歌ってみせた
泣きそうになったけど
最後まで…歌った
「上手ね…」
涙をぽろぽろ床に落として
体が崩れるように
しゃがみこむ
「思い出してくれた?」
「忘れてたわ…いつしか私は完璧を求めるようになった」
そんな原因は離婚だったらしい
みんなに同情の目を向けられ完璧になんでもこなせば
そんなことは思われないだろう
そんな思いで…私にも完璧を求めたらしい
なのに…再婚して私は失敗ばかり…
ごめんなさい…お母さん
「でも和解するつもりはないわ」
「どうして、ですか?」
「だって、貴方といると他の人が『失敗ばかりな子育てた母親』って思われるもの」
なんでそんなに…世間を気にするの
家族に戻りたいだけなのに…
歌もたくさん前みたいに歌うよ?
歌は失敗しないよ?
だからお母さん…優しいお母さんに戻って!!
「お母さん…失敗しないよ?だから前みたいなお母さんに…」
「もう出てきなさい!顔もみたくない」
お母さんにとって私って何?
「もう聞いてらんねえ」
修?
最後の切り札のように、待っていた戸をあけ、私たちのところに踏み入った



