翌朝、いつものようにみるくに餌をやりに来たジローが見たのは、
いつもとは違う驚愕の光景だった。
(真っ裸の女の子が!
真っ裸の女の子が!?
・・・えーっと、これは、俺の妄想の産物なのか!?)
ジローは言うまでもなく混乱していた。
(真っ裸の女の子が、牛達の間をくぐり抜けながら、眩しい笑顔をして、巨乳を揺らし、こっちに走り寄ってくる!!
あの体、めっさ好みなんですけど!!いやその前に、一体何者だ!!!?)
真っ裸の女の子は、いきなりジローに抱きついた。
「ジローくん! みるく、ずっとこうしたかったの。」
「ぅわー!」
女の子の胸が顔にあたる。
ジローの鼻の穴から鼻血が大量噴出した。
ジローは女の子に免疫のない男ゆえ、真っ裸と直接触れ合うなんて相当な衝撃だったのだ。女の子は鼻血に驚いて飛び退いた。
「大丈夫?ジローくん」
ジローは鼻血を拭った。
「あ、あの…あんた誰っすか?」
しばらく間があり。
「みるくだよ」
女の子はワクワクして言った。しかし、ジローは何が何だかわからないようで。

