毎日のようにシニアに通っていた私も、彼がいなくなってからあまり寄らなくなった。
そのとき初めて、彼のプレイを見にシニアへ来ていたのだと気付いた。
でも、彼が戻って来てるんじゃないかと思うと、わざわざ遠回りをして練習しているところが見える道を通って帰るようになった。
そんなある日、私は1人の選手が声をかけられた。
「君、倉田監督の娘さんだよね」
「…はい」
「初めまして、戸村っていいます」
「…キャプテンの?」
「あ、うん」
その人はキャプテンであり、私の1つ年上である戸村悠さんだった。
一応、シニアの人の名前は知っていたから、戸村さんのことも覚えていた。
「あの…なにか…?」
「ちょっと聞きたいことがあってさ」
「聞きたいこと?」
「倉田さん、最近練習見て行かないから、どうしてかなって気になってて」
「あ…えと、それは……」
正直に言えば「もう彼がいないから」だったのだが、戸村さんに対して失礼ではないか?と考えるとなかなか言えなかった。
そのとき初めて、彼のプレイを見にシニアへ来ていたのだと気付いた。
でも、彼が戻って来てるんじゃないかと思うと、わざわざ遠回りをして練習しているところが見える道を通って帰るようになった。
そんなある日、私は1人の選手が声をかけられた。
「君、倉田監督の娘さんだよね」
「…はい」
「初めまして、戸村っていいます」
「…キャプテンの?」
「あ、うん」
その人はキャプテンであり、私の1つ年上である戸村悠さんだった。
一応、シニアの人の名前は知っていたから、戸村さんのことも覚えていた。
「あの…なにか…?」
「ちょっと聞きたいことがあってさ」
「聞きたいこと?」
「倉田さん、最近練習見て行かないから、どうしてかなって気になってて」
「あ…えと、それは……」
正直に言えば「もう彼がいないから」だったのだが、戸村さんに対して失礼ではないか?と考えるとなかなか言えなかった。


