そんなことを考えているとまた笑われてしまい、恥ずかしすぎて、もうコータくんに自分の顔を見られないようにするしかないと思った。

フリスビーで顔を隠しながら「コータくんも散歩?」と聞くと、うんと答えてくれる。

「いつもシロと此処に来るの?」

「あー…まぁ、たまにな」

「私も朝来るのは久しぶりなんだけど、夕方はいつも此処に来てるんだよ。でも今まで会わなかったねー」

「オレは朝しか来ないからじゃね?つーかさ、」

なに?という問いかけには答えず、コータくんは私の手からフリスビーを奪い、そのままクロたちのいる方向に向かって投げた。

「久しぶりに会ったんだから顔見て話してェんだけど」

「っ……!」

「ははっ、顔真っ赤だぞ」

それはコータくんのせいじゃないかなあ…!とは言えなくて、それ以上にドキドキしている心臓を落ち着かせるのが優先で。

――なんだろ、これ、変な感じ。

例えるなら野球をしているときの彼――中岡くんを見ていたときに感じていたような、憧れとも違う感情。