そのときは。


正体のわからない、あなた。


またいつか会えるかなんてわからないけれど、もしどこかで出会えたら、そのときは快晴のあたしを見せるよ。


きっとまた、話したいことも聞きたいこともたくさんあるから。





ユウ、ありがとう。





なかなか変えられなかった待ち受けを、今しがた撮ったばかりのものにし直して、あたしはケータイをパチンと閉じた。





[おわり]