その場から
逃げようと、
腰を上げた瞬間

腕をつかまれた。




「んっ」

えあ
えっ

目を開けたら
彩人くんの超美麗顔が
目と鼻の先にあった。



「ええええっ//
ち チミは一体何お」


「こっちの台詞だっつーの!」



真っ赤の頬を染めて
彩人くんが言う。

「お前、俺のこと好きなの?」


好き
好きだよ
大好き

こんな気持ち、初めてだよ


「うん。だいすきですごめんなさい」



「...おれなんかでいいの」