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「つかまえたぁ!」
最後の小学生の襟を掴んだ。
「うわぁっ!!」
「ハァ……ハァッ…な、なんなんだよ…お前……」
10分くらい私と小学生達は鬼ごっこ的なことをしていた。
「へっ!…わ、私の方が足速い……ハァッ」
いや、論点がズレてるけども。
小学生達はヘトヘトになって座り込んでいる。
そこに私は容赦なく仁王立ちして、説教を始めた。
「あんた達!彩人くんに謝りなさい!!」
「ハァ?なんでだよ!」
「人の嫌がることしてるじゃん!」
私が小学生を見下ろして言う。
小学生達はちょっとグ、となったけど負けじと立ち上がった。
まだ私の方が背、高いけどね!!!

