「また、あんた?」
そう言われてちょっと心臓に言葉のとげがチクって刺さる。
でも、杏ちゃんだって女の子だし、イイ子だよ!!!
そう自分に言い聞かせた。
「え?ダメ?」
開きなおってみる。
でも、相変わらず杏ちゃんはクールで。
「ダメに決まってんじゃん。ココうちの特等席。」
そう言ってしょげると、杏ちゃんは深くため息をはいた。
「じゃあ、イイよ。あんただけね。」
そう言ってもらえて一気に顔が晴れる。
(>_<)コレから(^◇^)になる感じで(笑
私は駆け足で壁に垂直についたはしごを上った。
そこは、屋上から見る景色よりも高くて綺麗だった。
「・・・・・・綺麗。」
そんなポケーとしてると、さっきまで悩んでたことも吹っ飛びそう。
?
悩みごと?
・・・・・・・・あぁーーーー!!!


![姫のような王子様[続]](https://www.no-ichigo.jp/assets/1.0.758/img/book/genre1.png)