出て来たのは可愛い可愛い白雪姫でした。
綺麗な黒髪に透きとおるような肌。
しかも瞳は大きくなんと可愛いんでしょう。
白雪姫は噂になってもおかしくない子でした。
ちょうど小人達は出かけていたのか家にいなくて絶好のチャンスだと思い
(これで死んだも当然さ)
と心の中で笑っていました。
「やぁ。お嬢さん。リンゴはいかがかね?」
王女様は白雪姫になるべく顔を見せないように頑張りました。
白雪姫は純粋な子でそんな怪しい王女に疑いの目を向けませんでした。
なので白雪姫はまんまと騙されリンゴを食べて死んでしまいました。
そして、顔を見られたらヤバイので王女は城へ直に帰りました。
そこに7人の小人が帰ってきました。
白雪姫が倒れているのにビックリし、直さま駆け寄りましたが、
白雪姫の体はもう冷たく。
手遅れでした。
白雪姫を棺の中に入れお花畑の真ん中に埋めようとしたら、王子様がやってきました。
「おや?綺麗な姫だ。でも、死んでしまっているのかい?」
その瞬間王子は姫に一目ぼれでした。
王子は聞くと7人の小人は口々に言いました
「そうなんだよ。もうちょっと帰りが早ければ!!」
「そんな事言ったって遅いだろ。」
「あぁ。王子様。白雪姫は結婚にあこがれていた少女です。
最後に口づけでもしてやってください。
その方が白雪姫も喜びます。」
「あ。それイイね。」
「そうしようか。」
「まぁ、その方が最後しまるしね。」
そんな7人の小人の話を聞き王子は苦笑いでした。