*文化祭当日*
今日は朝から大忙し。
朝からバタバタしてて、あんまり悴と話せてないよぉ(泣)
でも、忙しいのは悴も同じだし頑張る。
なんか、頑張ってると時間がたつのは早くて、もう開演1時間前。
もうこの時間は控室に行かなきゃいけない。
急いで向かうと控室にもう悴がいた。
「遅いよ。遅刻ー。」
そこには着付けの人とかメイクしてくれる人とかでいっぱいだった。
もちろんメイクとかへアアレンジとかも係の人がやってくれる。
私は急いで衣装の入った袋を手に取り着替える。
着替え終わったら椅子に座り髪の毛をいじってもらう。
まあ、タダ結ぶだけなんだけど。
悴をチラッと見るともうドレス姿で今お化粧してもらってる。
ファンデーションはしなかった。
悴肌綺麗だもんなぁ。
それから悴のお化粧が終わると悴がこっち見た。
ニコって笑ってその顔は本当にお姫様顔負けの笑顔。
か・・・・可愛い////
それから悴は黒髪のカツラをつけた。
悴は綺麗な茶髪だから。
いつの間にか私の方は終わってて悴の方をずーっと見てた。
「このメイクだるいのな。カツラのせいで頭重いし。」
悴は首を左右に曲げたりする。
曲げるたびにポキポキ音が鳴る。
よっぽどこってるんだな(笑)
だから女の子役は面倒でいや。
それからメイクが終わり開演5分前。
結構ギリギリでビックリしたけど
何とか間に合って良かった。
「じゃあ。幕の裏はいって~。」
担任が言う。
みんなが声を合わせて返事する。
「行きましょうか。お姫様?」
私ががそう言ったら悴ものってくれた。
「ええ。行きましょうか。王子様。」
そして私たちは舞台裏に立った。
人がガヤガヤしてるのが聞こえる。
この声の量的に結構いるな。
って思うと緊張がすごい。
心臓の音がすごい。
会場の人まで聞こえるんじゃないかって思うくらい。
そして、ついに幕が開いた。