『沙痢ちゃん、あたし戻るね。 奏汰よろしく。』 「うん」 麻那香ちゃんは教室に返っていった。 近藤は、あたしに気をつかって 奏汰をベッドに運んでから、 いつのまにか居なくなっていた。 奏汰はあたしのためにケンカした。 あたしのせいで、ケガをした。 迷惑かけてるのは、あたし・・・。 奏汰じゃなくて、あたしなんだ。