「奈々~新郎がお待ちよ♪」



ドアが開いて隆平が現れる



黒のタキシードに身を包んでいる



…か、かっこいいよ




「奈々…行こう」



手を差し伸べてきた



「はい」


私はその手の上に自分の手をのせた