「待てよ!」



後ろから追いかけてくる隆平




わたしは全力で逃げる




出来るだけ人込みに紛れてどこかに行こう




そして体育館裏まで走って限界が来た




私は力なく座り込む





でも座り込むには早すぎた





「奈々!!!」