「まぁ確かに歌詞考えるの難しいよな?」 「うん…」 「ちょっと待ってろ!」 そう言って甲斐は、背負っていたギターをケースから出した。 ♪〜♪〜♪〜 !!!! 「♪あり〜がと〜♪」 甲斐のメロディーを聴いただけで、口が勝手に開いた。 ♪〜♪〜♪〜 「甲斐すごい!」 「だろ?」 笑いながら甲斐が言った。