あなたがくれたクローバー




いらない子……―――――


ドキッ!



すると……


「お前は、いらないヤツ…」

「消えろ!」

「違うよ!お前は、いてもいなくても同じ!なんの意味もないヤツ」

「そうだそうだ!いなくなっても誰も喜ばないし、悲しまない!」

「どうでもいいヤツ」





通行人が…

老人が…ギャルが…子供が………




みんな私を指差して言う。

「あ……ごめん…さい……ごめんなさい…」


また、私の頬に涙が伝わる。


私は急いでメールを消し、打ち直した。



ごめんなさい!



一言のメール。

手が震えてなかなか送信ボタンを押せない。


「うっ―――……」