「ここです…」 若い女の人に案内された部屋は和室で、そこで横になっている甲斐。 「甲…斐……?」 声が出なかった。 息が出来なかった。 立っていられなかった。 でも… 涙は出なかった…… 私は、持っていた鞄を床に落とした。