「へえ。考え事できるほど余裕あるんだ」
そして、また顔を近づけた。今度は動くと唇と唇が触れそうな距離。
「ちがう!」
つい見とれてました。なんて言えるわけないし、さっきよりも近づいた距離に顔が熱い。絶対今あたしの顔は赤いから。意地張ったような言い方してないとあたしらしくない。
「関係ないって言った?
じゃあ、俺が好きって言ったらどーなんの?」
「そんなの絶対ないから心配ないっ!」
強気に言った。だってありえないよ。あたし達は、ただの、幼なじみ、なんだから。
「あるよ。俺お前の事好きだから」
「え?」
「好きなんだよ、中2ん時から」
言った瞬間顔を離して少し横を向いた。耳が少し赤くなってる。本当なの?
「あーっ!!悠斗に用事で行けなくなったって言っといて」
目も合わせずに言うとかばんを持って教室から出ていった。
こんな状態であたし1人残して。

