番外編

しかし、闇雲に探し回っているわけではない。

魔力は辺りに、散らばっている。

魔力の色をかき分けながら進む。

細い針の穴に糸を通すような作業だ。

常に集中して進まなければならない。

だから、見つけ難い。

龍姫の色を手繰り寄せながら、進み続ける。

二日目の夕刻。

森を抜け、とある農村に辿り着く。