番外編

「心当たりはある」

蛍を襲った者しか考えられなかった。

「本当でしょうか?」

「それを確かめるのは依頼を受けるかどうか決めてからだ」

「もう、依頼は受ける方向だったでしょう」

「まだ決まったわけじゃない。それに、ボランティアじゃないんだ、報酬による」

それは嘘だった。

すでに本社では決定されていた事項である。

「お金なら払うでしょう」

「それだけじゃ満足いかないな」

蛍は郁乃の事を見下ろしていた。

「何でしょう?」

「依頼量の三分の一でいい。その代わり、お前と一晩を所望する」