番外編

「きゃ!」

「俺はお前の手伝いをしたいと言ったんだ。それに、俺とお前の間にあるのは殺るか殺られるかじゃないんだよ。犯るか犯られるかなんだよ」

胸を押さえながら、遠ざかる。

「この、馬鹿!馬鹿!!馬鹿!!!」

女は単純な蛍に敗れた事に悔し涙を流す。

「案外、子供っぽいな。それより、描いた絵が台無しになってる」

蛍が絵を拾い上げて、眺める。

「何度見ても上手いな」

「お世辞は必要ないでしょう」

「大きな場所で出展出来るとは言わんが、今のは素直な感想だ」