番外編

「ああ、ん」

瞼を開ければ、木製の天井が映る。

蛍が目を覚ましたのは、麻で出来た寝床だった。

「体が痛い」

環境の違いに戸惑うが、生きていた事には運が良かったと思っている。

「依頼者のいる村か」

家の中には誰もおらず、気配は外から漂っていた。

蛍は身なりを整えて、屋外へと足を運んだ。