「あんたは兄の太陽。ポケットからいつもチャリチャリ小銭の音がするのが特徴ね。性格はただの悪知恵の働くちび・・・。」 「おまっ!「と今まで思ってた。けど違っていた!」 俺の言葉が女の言葉によってかき消された。 俺はぐっと押し黙る。 「だけどこいつは本当は寂しがりやで、照れ屋で、見栄っ張りで、かわいいところもあるやつだった。」 俺は顔が赤くなった。 涙とにやけが一緒に出て、すごく変な顔になっていると思う。