みつあみ少女にティアラを乗せて ж1部



シンプルな部屋だった。


きれいに整えられたベッドがあり、なにも置かれてない木の机がある。


生活感がまるで感じられない部屋だった。まるで昨日引っ越してきたみたいに。



「お母さんが見つけたものって何?」



藤咲さんは蒼白なあたしの肩に手を置き、ベッドに腰掛けさせた。



「これです」



藤咲さんは便箋を差し出した。



あたしは封をあけた。


もしかして。

いやな汗をかく。