駄目だ、あたし。どうしたらいいのか分からない。 授業が終わり、あおいは考えた。 こんなペースだと、藤咲さんにドキドキしたままだ。 いや、無理なのかもしれない。 好きななってしまった以上、自分の気持ちだけで捩伏せることなんか出来ないのだ。 …外に出掛けよう。 夕陽をみて気分を変えよう。 そういえば… 「この屋敷、庭がありますよね?」 「ええ」 黒板をふきながら藤咲さんは答えた。 「とても綺麗なお庭ですよ」