みつあみ少女にティアラを乗せて ж1部



思わずあたしは目を開いた。





…きれいです?


藤咲さんが…


あたしに…


きれいですって?


徐々にかーっと熱くなる。

「ば…バレバレのお世辞なんか…止めてください!」


あおいは顔を手で覆った。

初めてなんだから。

そんなこと言われるの。

藤咲さんは女の子の気持ち分かってない…!


あたしなんかが…!


「あおい様はもっと自信を持つべきですよ。ドレスを着られたら素敵な女性になれますから」


「あ、あたしなんかに使う言葉じゃないですから!言葉の品を下げちゃ駄目です!」


「そんなことは…」



「言わないで下さい!」

あおいはほてった顔をしかめた。