それからあおいは、浅い眠りについた。 変な夢を見た。 あたしが、教室の床の一枚になっている。 みんなあたしを踏んでゆく。 みんなあたしに気付かない。 綾がいる。賑やかな同級生と喋ってる。 いつもなら端っこにいるあたしを招いてくれて、仲間に入れてくれる。 なのに綾はあたしを置いてお喋りしてるんだ。 綾のところに行きたい… 置いてかないで… 助けて…! あたしはもがいた。はりつけられた地面から、必死で引きはがそうと。