「あおい!」 お母さんが突然入ってきた。 「まあ、あおいの部屋もすごいわね」 「…何お母さん」 「そうそう、あおい、あなたの教育係は執事さんに依頼したのよ」 「…執事?」 「何やら頭のいい方みたいで…いや頭だけじゃないの、いい男だったわ~少女漫画みたいで!」 「執事って…おじさんでしょ?」 あおいはぼそりと呟いた。 「あおい、エントランスホールにいらっしゃるから、挨拶してきな」