このまま柊平ペースだと、本当にご飯出来ない気がする……。 た……たまには… 私もそのペースに逆らってみようかな…。 「じゃあ…キッチンに居てもいいから…傍で見ていてもいいから…夕食の準備の間だけは…我慢して下さい。」 「我慢…かぁ…。」 少し寂しそうな声で呟く柊平は、抱き締めていた手を緩めた。 「……これで…我慢してね…。」 私はクルッと体を柊平の方に向けると、背伸びをして、チュッと頬にキスをした。