「ゆ…ゆっくり待ってて?運転もしてきて疲れてるでしょ?」 「幸歩の傍に居れば疲れがとれるからさ…。それに、一人で待ってたって何も手につかねぇよ。お前のことで頭いっぱいだし…。」 耳元で呟く柊平の声に鼓動は、一気に速くなる。 嬉しいけど… これじゃあ準備どころじゃなくなっちゃうよ…。 「ねぇ、と…とりあえず後にしようよ…。このままだと、ご飯…何も作れなくなっちゃうから…。」 「後じゃなくて、今がいいんだけど…。」 う〜ん…… どうしよう……。