「それじゃあ…、行ってきます。」 柊平が挨拶をして、私たちは手を振るお母さんに見送られながら、マンションを出て車へと乗り込んだ。 「幸歩、時間…どう?」 「えっと……この調子でいけば、大丈夫そう…!」 時計を確認して頷いた。 このまま行けば、早めに着けそうだし… 余裕を持って提出出来るだろうから、きっと大丈夫…だよね。